燗銅壺で燗酒を楽しもう
燗銅壺とは、炭火の熱を利用してお酒の燗をつける道具です。銅や真鍮で作られており、江戸時代の頃から昭和の初期頃まで使われていました。しかし、現在では、ほとんど製作されておらず、一部のマニアたちが骨董品として売られているものを入手して、燗酒を楽しんでいます。
燗銅壺は、湯煎による燗つけを行うので、まろやかな燗ができますし、炭火により常に高温のお湯が用意されているので、いちいちお湯を取り換えるためにテーブルから離れる必要もなく、次々に燗をつけることができます。
また、炭火を利用して、おつまみを軽く炙ったり、小さな鍋に入れた料理を熱いままに保ったりしながら、楽しむこともできます。
昭月堂では、この燗銅壺を、お泊りのお客様に使っていただくことが出来ます。ただし、お酒、おつまみなどは、ご用意できませんので、お客様がご用意ください。また、安全性を考え、お部屋でのご利用はご遠慮をお願いします。一階のホールにてお楽しみください。
ご利用料金:3時間500円(炭付き)
★お願い
★ご注意
燗銅壺は、貴重な骨董品のため丁寧な取扱いをお願い致します。
特に、火壺の中に、たばこの吸い殻や紙くずなど、炭以外のものを投入することは、汚れや破損の原因になりかねませんので、ご遠慮ください。
燗銅壺本体は、炭の熱でたいへん高温になりますので、火傷などないように、十分ご注意くださいませ。
お勧めのおつまみ
燗銅壺にお勧めのおつまみの例を紹介します。
缶詰類。缶つまなどの、比較的底が浅い缶に入ったおつまみを、そのまま火壺で温めます。なお、底が深い缶詰は、中の汁が煮立って噴き出す場合がございますので、お勧めしません。
メザシ、エイヒレ、鮭トバなどの干物類
エビ、貝類などもお勧め。あまり大きいものは、火が通るのに時間が掛かりますので、小さ目のものがお勧めです。
シイタケ、傘の部分だけを逆さに網に載せ、火が通ってシイタケのエキスがヒダの上にしみ出てきたら、醤油を数滴たらす。シイタケの味が凝縮され美味。
加賀揚げ、さつま揚げなどの練り物も、炙りながら食べると、いいおつまみになります。
焼き鳥。すでに焼いてあるものを、炙り直して、熱々をお召し上がりください。なお、肉や、魚類は、生から炙って焼くのは、火力が弱いのでかなり時間が掛かり、お勧めしません。